春に読みたい!苺が表紙の本3選

エッセイ

間もなく4月。春真っ只中ですね。

春と言えば、出会いと別れ、爽やかな風が吹き込むようなイメージです。

そんな本をご紹介したいところですが、あいにく爽やかな本を最近読んでいません。

そのため、少しでも春らしさを感じてもらうため、「春っぽい=苺」という独断と偏見で、表紙に苺が登場する本をご紹介します!
(どうしても春っぽい記事を書きたかったのです(笑))

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益田ミリ『最初の、ひとくち』

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あらすじ

かっぱえびせんとは違う「止まらない感」が堪らないとんがりコーン、ラムネよりハードに口の中でビチビチはじけるコーラなど、幼い頃に初めて出会った味から、大人になって経験したちょっと贅沢な食べ物まで。いつ、どこで、誰と、どんなふうに食べたのか。食べ物の記憶を辿ると、心の奥に眠っていた思い出がふんわり甦る。極上の食エッセイ。

ananの人気連載『僕の姉ちゃん』シリーズや、『すーちゃん』が人気のイラストレーター・益田ミリさん。

ゆるっと優しいイラストに、私もよく癒されています。

小説新潮の表紙とか、すごく好きです。

本作の表紙のパフェも、溢れんのばかりの苺たっぷりで、実に美味しそう。

白い背景に、真っ赤な苺って、なんて映えるんでしょう。
パフェは芸術ですね。

作中には、表紙のパフェに負けなくらい美味しそうな食べ物の描写が満載です。

もちろん、パフェについての思い出話も。

益田さん、「理想のパフェ図」なるものを学生時代に描いていたそう。

なんて心ときめく遊びでしょうか。大人の私も、やってみたい!

挿絵もシールにして集めたいくらい可愛いです。

近藤史恵『ときどき旅に出るカフェ』

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あらすじ

平凡で、この先ドラマティックなことも起こらなさそうな毎日を過ごす瑛子が近所で見つけたのは日当たりが良い一軒家のカフェ。店主はかつての同僚の円だった。メニューにあるのは苺のスープなど、どれも初めて見るものばかり。旅先で見つけたものを再現し、出しているという。瑛子に降りかかる日常の小さな事件は世界のスイーツによって少しずつほぐされていく。読めば心も満たされる“おいしい”連作短篇集。

以前、「【オススメ】寒〜い冬に!こたつで読みたいほっこり美味しい小説3選」の記事でもご紹介した一冊です。

お腹が空きがちな寒い冬はもちろん、暖かくなってきた春にもピッタリな短編集です。

なぜなら、苺の冷製スープが登場するのです!

そうです。表紙の真っ赤なスープですね。

添えられた苺と、小花がなんとも春らしく、ウキウキしてしまいます。

どの短編も、美味しそうな異国のスイーツや飲み物と、それらにまつわる謎が登場します。

想像しただけでよだれが出てしまいそうな描写ばかりで、空腹時に読むのは要注意です!

梨木香歩『春になったら苺を摘みに』


あらすじ

「理解はできないが、受け容れる」それがウェスト夫人の生き方だった。「私」が学生時代を過ごした英国の下宿には、女主人ウェスト夫人と、さまざまな人種や考え方の住人たちが暮らしていた。ウェスト夫人の強靭な博愛精神と、時代に左右されない生き方に触れて、「私」は日常を深く生き抜くということを、さらに自分に問い続ける──物語の生れる場所からの、著者初めてのエッセイ。

はい、もうタイトルに苺と入っていますね。

そして、表紙をよく見ていただくと、苺は描かれていません。
苺の葉っぱなので、よしとしてください。

しかも、写真でした。綺麗。
霜をつけた苺の葉っぱが、春を待ちわびているような、タイトルにピッタリの写真ですね。


梨木香歩さんと言えば、『西の魔女が死んだ』がさまざまな賞を受賞し、映画化もされていましたね。

私も梨木さんの小説が大好きで、学生時代、たくさんお世話になりました。

梨木さんの小説を読んだことがある人はお分かりかと思いますが、本作は、梨木さんの小説と同じ香りがします。

英国の田舎町の藁やラベンダーの香り。文章からまるで香ってくるようです。

作中では、反核運動のデモや人種差別などにも触れられており、ハッとさせられる場面も多くありました。

想像すること、行動することは非常に難しいけれど、その必要性をひしひしと感じます。


みなさんも、表紙の葉っぱの下の苺に思いを馳せてみてください。

まとめ

お好みの苺の表紙は見つかったでしょうか?

どの本も、眺めているだけで春を感じられますね。

内容も、三者三様に面白いので、ぜひ手に取ってみてください。


個人的に一番好きな苺の食べ方は、ショートケーキです。

ショートケーキのチャレグルしたいな〜と企てております。

美味しそうなショートケーキが出てくる本があれば、ご連絡ください!!








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