暑い夏に!お酒が飲みたくなる小説3選

小説

いよいよ8月、夏本番ですね。

仕事終わりに、楽しい集まりに、お酒が欠かせない!という方も多いのではないでしょうか。

今回は、下戸の私を「お酒が飲みた〜い!」という気持ちにさせた小説をご紹介します。

お酒を片手に読書も渋くて素敵ですね♪

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角田光代ほか『もう一杯、飲む?』

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あらすじ

ときに酒は、記憶を呼び覚ます装置になる。わたしを魅了するあの人は昼間から水玉のお猪口を手にしていた。僕はビールの苦さに重ねて父の呟きを反芻する。恋の行方を探りながらそっと熱燗を飲んだ日、ただ楽しくて倒れるほど飲んだ夜、まだ酒を知らなかった若さを、今は懐かしく思う。もう会えない誰かと、あの日あの場所で。九人の作家が小説・エッセイに紡いだ「お酒のある風景」に乾杯!

お酒を言い訳にするか、きっかけにするかの違いはあれど、お酒は人を少し積極的にさせますね。

島本理生さんの「その指で」に、私はときめきが爆発しました。

かなり短めなので、是非これだけでも読んでほしい…!!

一方、角田光代さんの「冬の水族館」は、お酒で間を埋めるやるせない大人たちの物語。

お酒がないと終わってしまうような、ため息をつきたくなるような関係でも、人って簡単に縁を切ることができないものですね。

そのほか、ほろ酔い気分になれる作品が盛りだくさんでした。

原田ひ香『ランチ酒』

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あらすじ

犬森祥子、バツイチ、アラサー、職業は「見守り屋」。営業時間は夜から朝まで。
様々な事情を抱える客からの依頼で人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。
別れた夫のもとで暮らす愛娘の幸せを願いながら、束の間、最高のランチと酒に癒される。
腹の底から生きる力が湧いてくる、絶品五つ星小説!

私のブログには何度も登場している本作。

美味しそう〜なグルメとお酒のマリアージュがたまりません!!

かなり丁寧に飲食の描写がされており、読んでいるだけで、お腹が空きます。

下戸の私ですら、この組み合わせで一杯飲みたい!!と心底思ってしまうので、飲んべえのあなたはすぐにでもお酒を手にしてしまうことでしょう。

島本理生『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』


あらすじ

残業も休日出勤もいとわない仕事熱心なOLの知世。そんな彼女の楽しみは、仕事で出会った年上のエンジニア・椎名さんとの月二のデート。江の島の生しらす、雨の日の焼き鳥、御堂筋のホルモン、自宅での蟹鍋……。美味しいものを一緒に食べるだけの関係だったが、ある日、彼が抱える秘密を打ち明けられる。行方のわからない大人の恋を描いた恋愛小説。

椎名さん、大好きです。

お酒の飲み方も上品で、にやにやが止まりません。

明るい恋愛小説は滅多に読まない私ですが、こればかりは読んで良かった!!

島本理生作品を一読したことがある方はご存知のとおり、ただ明るいだけではありません。

一筋縄ではいかない事情が徐々に明かされていきます。

旅先で、お家で、大切な人と食べるご飯とお酒はきっと特別な味がするのでしょうね。

まとめ

大切な人、美味しいご飯、美味しいお酒の組み合わせは最強ですね!!

読めばお酒を飲みたくなるだけでなく、大切な人に会いたくなる作品ばかりでした。



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