食べるの大好きな私は、美味しそうな描写がたくさん出てくる小説をよく読みます。常に探しています。
何よりグルメ小説は表紙も美味しそうなものが多いですよね。読む前からお腹が空いてしまいます。
今回は、そんなついつい手に取りたくなる「美味しそうな表紙」の小説をご紹介します。
柚木麻子『あまからカルテット』
むちっとどっしりお稲荷さん。なんて美味しそう。お弁当箱のようなものに入っているから、手作りでしょうか等々妄想が…。
物語ではお稲荷さんが重要なカギを握っているので、読了後に表紙を見返すとどのお稲荷さんかな、と想像が膨らみ楽しいです。
標野凪『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』
パイのサクッと感とリンゴのじゅわっと口に広がる甘さまで想像できてしまうような、こんがりアップルパイの表紙。
物語の温かさやホッとする雰囲気が伝わってきます。見ていると、喫茶ドードーの美味しいコーヒーの香りが漂ってきそうです。
千早茜『あなたとなら食べてもいい』
フルーツやチョコレートケーキの艶感が美しい!瑞々しく美味しいフルーツが想像できますよね。
作中は、楽しい食事だけではなく苦々しく感じる食事もありますが、表紙のスイーツたちはキラキラと輝いていますね。
本来食事とは楽しくするものだと私は思っているので、作中の食事に疲れたら、表紙を眺めて明るい気分を取り入れるのがおすすめ。
まとめ
好きな表紙は見つかったでしょうか。
私は本屋さんで『あまからカルテット』を見かける度、作中に登場するお稲荷さんたちを思い出しお腹が鳴りそうになっています…!