あっという間に9月ですね。
4月から就職したり、転職したり、異動したり、働くみなさんは仕事が板についてきた頃でしょうか。
私も気づけば社会人生活が5年を過ぎ、転職した同僚たちを眺めつつ、自分のこれからの仕事人生を考えるようになりました。
そんな時、気持ちをふっと軽くしてくれた本たち。
仕事に悩む人はもちろん、これから就職する人にも是非読んでもらいたい、やる気の湧いてくる本を3冊ご紹介します。
林真理子『野心のすすめ』
「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる」をモットーとする作家・林真理子。中学時代はいじめられっ子、その後もずっと怠け者だった自分が、なぜ強い野心を持つ人間になったのか。全敗した就職試験、どん底時代を経ての鮮烈なデビュー、その後のバッシングを振り返り、野心まる出しだった過去の自分に少し赤面しながらも、“低め安定”の世の中にあえて「野心」の必要性を説く。
こちらは私のバイブルの一つ。
年始に読み返すことで毎年気合いをいれています。
林真理子さんの成功までの道のりが描かれており、その野心の量に圧倒されます。
小手先の技で長年第一線にいられるはずがなく、野心と努力のバランスの重要性を痛感します。かっこいいです。
林さんの努力がうまくいっていなかった勘違い時代についても赤裸々に語られているので、今頑張れていない人も安心して読んでみてくださいね。
はあちゅう『とにかくウツなOLの、人生を変える1か月』
幸せって何なんだろう…。慢性的な倦怠感を抱く20代後半のOL奈緒が出会ったのはメンタルジムのカウンセラー・ヒカリ。「頭の中を変えるためには言葉を変えればいい」「運を落とすのは迷いなの」「幸せとお金を切り離して考えられない限り幸せにはなれないわ」。仕事に恋にお金、人間関係、ダイエット…人生にまつわる悩みが尽きない奈緒がヒカリの言葉で変わっていく!今をしなやかに生きるヒントが詰まった応援小説。
タイトルから、ビジネス書に近い自己啓発本かな?と思ってしまうのですが、小説としてきちんと面白いこちらの一冊。
働く女性が主人公で、悩みがとても現実的!
無理なく取り入れられそうな考え方やものの見方を主人公と共に学び、一緒に成長していけます。
喜多川泰『運転者』
「…なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」思わず独り言を言った、そのときだ。ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに気づいた。累計80万部喜多川泰、渾身の感動作!報われない努力なんてない!
こちらも同様、物語を読みながら仕事や人生に対する価値観のアップデートが図れる一冊。
自分の考え方や行動一つで世界は簡単に変わってしまうもの。
そんな経験が、自分にもできるかも、と思わせてくれます。
運転者の秘密に、ラストはホロリとするかも。
まとめ
ほんの少しものの見方を変えるだけで、仕事に対しても、人に対しても変わることができます。
そして、それは周りの自分に対する評価や行動を変え、生きやすさに繋がることを教えてくれる本たちをご紹介しました。
何かを変えたいなら、まずは自分から。
その第一歩を後押ししてくれる言葉やきっかけがたくさん詰まっているので、ぜひ手に取ってみてください。