文豪・江戸川乱歩のおすすめ短編小説

小説

今年1月より、「文豪ストレイドッグス」(文豪と同名のキャラクターたちが繰り広げる異能バトルアクション)のアニメ第4シーズンが配信されているそうですね!

私は原作の漫画を少し嗜んだ程度ですが、アニメも気になるところ…。
ということで、「文豪ストレイドッグス」の主要人物の一人であり、私の好きな作家の一人でもある「江戸川乱歩」の短編をご紹介します。

今回は、名作選の中に収録されている中からおすすめ短編小説を2つピックアップしました!

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江戸川乱歩について

大正時代から昭和時代にかけて活動した小説家。推理小説やエログロを前面に押し出した恐怖小説を得意とした。ペンネームは、ゴシック小説が有名なアメリカの作家である「エドガー・アラン・ポー」を日本語にしたもの。

江戸川乱歩『江戸川乱歩名作選』


「押絵と旅する男」

あらすじ

主人公「私」は、出かけた帰り道の列車で、押絵を持って旅する男と出会う。その押絵に描かれているのは生きている男の兄とその恋人だと言う。あり得ないと思いながらも、「私」は男の話に聞き入り…。

押絵の中の女を追って押絵の世界で生きることにした男の兄。そんなことあり得ない!と思いながらも、男の話に主人公の「私」も、読み手の私も引き込まれてしまいます。

男の話を聞き終える頃には、思いが強ければ、あり得なくはないのか…?と混乱してしまうほど、奇妙に現実味のある話なのです。

普通の日常から、非日常に足を踏み入れてしまったゾクゾクわくわく感が存分に味わえる物語

「目羅博士」

あらすじ

語り手の江戸川は、上野動物園で猿をからかう男と出会う。男は、「まねをする」という行為について過去の経験を話し出す。それは、魔の部屋に住むと自殺してしまうという話で…。

自殺してしまう訳は是非とも皆さんで読んでいただきたいのですが、男の淡々とした語り口調が恐ろしさを増します。

全て月夜の幻想のようにも思えたり、今もどこかで同じことが起きているのではないかとゾッとしたり。

本作も、奇妙な世界に足を踏み入れてしまい、その考えに取り憑かれてしまう作品です。

まとめ

江戸川乱歩の作品は、一度読むと癖になる異常性があります。
気が付いたら戻れない世界に迷い込んでしまったような気持ちに。

今回は比較的ライトな作品をご紹介しましたが、もっとグロテスクでヘビーな物語もあるので、物足りない方は是非「芋虫」や「人間椅子」をチェックしてみてくださいね♪



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