本を手に取るとき、表紙のイラストってとても重要だと思いませんか。
私は本屋さんをうろうろしていると、ついついかわいい表紙の本を手に取ってしまいます。
今回はそんな私お気に入りの、かわいい表紙の文庫本たちをご紹介します♪
綿矢りさ『ウォーク・イン・クローゼット』
女子のファッションアイテムを戦闘服に見立てたようなキュートな表紙。
イラストレーターの北澤平祐さんのデザインとのこと。北澤さんは本をはじめ、お菓子のパッケージも手掛けています!
ミルフィユやレモンケーキが有名な洋菓子店「フランセ」でピンとくる方も多いのではないでしょうか。
正反対な性格、でもお互いを思いやり助け合う強さを持っている早希とだりあ。彼女たちの可愛さと強さが写し取られたような表紙は、作品内容ともピッタリです。
千早茜『わるい食べもの』
ばっちりネイルに、おめかしオオカミとフルーツといった独創的なデザイン。
綿矢さんの『ウォーク・イン・クローゼット』に続いての北澤平祐さんのイラストです。挿絵も担当されており、千早さんのほんのり毒っけを含んだエッセイにピッタリのイラストが詰まっています。
作品内では、千早さんと北澤さんの対談も収録されています。イラストに込められた思いやエピソードは必見です!
村田沙耶香『生命式』
一見華やかな花束のように見えるデザイン。よく見てみると、首から上が花のような人が、心臓を食べようとしています。
死んだ人間をお葬式で食べることが普通となった世界を描いた表題作の毒々しさが、ユーモラスかつ鮮やかに描かれていますね。
加藤千恵『点をつなぐ』
ピンク地にスイーツ、フルーツ、リップ、パンプスといったOLっぽいモチーフのアイテムがちりばめられたデザイン。
ストーリーは一人の女性が自分の道を見つけていく、強く美しい成長物語です。
コンビニスイーツの開発に熱を注ぐOLみのりを思わせる表装ですね。
益田ミリ『美しいものを見に行くツアーひとり参加』
イラストレーター・益田ミリさんのエッセイとあって、もちろん表紙はご本人のイラスト♪
ゆるっと癒されるタッチが魅力的ですよね。ミリさんのイラストは、肩の力を抜きたいときや、疲れたときについつい手が伸びてしまいます。
その気になれば、どこにだって、どこまででも一人で行けるものだな、と背中を押してくれる一冊です。
まとめ
気になる表紙や好みのイラストは見つかったでしょうか。
イラストと内容がマッチしている作品が多いので、気になる表紙を手に取ってみると、内容もその時の気分に近いものが見つかるはずです♪