【チャレグル】第11弾・焼き肉屋「叙々苑」──原田ひ香『ランチ酒 おかわり日和』

チャレグル

チャレグル第11弾!
今回は、焼き肉屋の王道「叙々苑」のランチセット


※「チャレグル」・・・チャレンジグルメ。小説やエッセイに登場するお店や料理に挑戦する試み。食いしん坊OLの素直すぎるレポです。写真も感想もありのままお届けします。

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原田ひ香『ランチ酒 おかわり日和』

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ランチ酒 おかわり日和 (祥伝社文庫) [ 原田ひ香 ]
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あらすじ

犬森祥子が離婚をきっかけに「見守り屋」の仕事を始めて約一年。気づけば、小三の娘と会えないまま半年が経つ。元夫が再婚して以来、面会させてもらえなかったのだ。周囲の助言もあり、久々に娘に会いに行くがーハンバーグ×ビール、角煮丼×赤ワイン…寂しさを癒すのは夜勤明けの「ランチ酒」。心温まる人間模様、美味しい料理と酒の三位一体が味わえる口福小説第二弾。

『ランチ酒』シリーズの続編です!

祥子が「見守り屋」依頼者の一人・蒼太と中目黒駅へ歩いている途中に通った老舗店。

 そこは、一昔前から芸能人がよく行く、テレビなどでも話題に挙がるような、焼き肉屋の象徴的存在の店だった。

p.231

蒼太からこの店の“切り落としランチ”を勧められた祥子は、誘惑に抗えず店内へ。

(作中で店名が出ているわけではないですが、立地やメニューなどの描写から導き出しています。確実とは言えませんので悪しからず。)

第一弾で登場したお店もチャレグルしているので、是非こちらもチェックしてくださいね♪
【チャレグル】第三弾・バーガーショップ「THE BURGER VOWS」──原田ひ香『ランチ酒』

焼き肉屋「叙々苑」

お店について

高級焼き肉屋、叙々苑!

名前は知っているという方が多いのではないでしょうか。
中目黒駅から徒歩約5分、外観の写真は撮りそびれましたが、ビルの一階に鎮座していました。品のいい店員さんが出迎えてくれます。

牛切落しランチ

さて、早速祥子が頼んだものと同じランチセットの注文です。

ランチセットの内容は、牛切落し肉、漬物、サラダ、ナムル、ライス、スープ、デザート
ドリンクは祥子は生ビールでしたが、私はウーロン茶を(下戸なので)。

祥子の言うとおり、お肉の到着前に満腹になるほどの付け合せたち!

キムチは辛すぎず上品で、サラダはこりゃあドレッシングが売れるわけだと納得し、スープはこんなにいいの?!とまるで祥子と同じ様な感想が。

本作では約5ページに渡り描写されているので、是非じっくりご堪能ください。

そして、メインの切落しの到着です!

見てくださいこのお肉の色!

きれ~いなピンク。そしてツヤと良質な油。非常に甘かったです。とろける甘さ。

これで切落しなんて名前でいいの?!というくらい満足感大、贅沢感満載でした。

祥子が“究極の毒の味”と言っていたのも頷けます。こんな毒で死ねるなら幸せかも、とすら思えて来ます。

焼きたてを夢中で食べてしまったため、焼き終えたお肉の写真はありません(すみません)。

デザートは杏仁豆腐♪
ベリーのソースがさっぱりしていてこちらも美味でした。

総評

やはり高級店で長く続いているお店には、それだけの理由があるのですね。

シンプルに全て美味しい。

接客も丁寧。基本が大事にされていて、安心できるお店だな、と感じました。

食事で力が湧くとはこういうことなんだな、と実感。食べながら、幸せを噛み締めるという貴重な経験ができました。

また必ず訪れたいです。



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