もうすぐバレンタイン!甘いスイーツに癒される小説3選

小説

間も無くバレンタインですね。

チョコレート好きの私は、美味しいチョコレートが沢山眺められるのでとても楽しい季節です。

今回は、そんな今にぴったりな、スイーツがふんだんに味わえる小説をご紹介。
スイーツが大好きな方はもちろん、そうでない方も、甘味で優しい物語に癒やされること間違いなしです。

チョコレートの代わりに、自分へ、大切な誰かへ、甘い小説のプレゼントはいかがですか?
(カロリーも0です。)

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ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』


あらすじ

チャーリーが住んでいる町に、チョコレート工場がある。世界一広大で、世界一有名なワンカの工場。働く人たちの姿をだれも見たことがない、ナゾの工場!そこへ、五人の子供たちが招待されることになった。招待状の入ったチョコレートは、世界にたったの五枚。大騒ぎになったけれど、チャーリーには望みがない。貧しいチャーリーがチョコレートを口にするのは、一年に一度、誕生日に、一枚だけなのだから…。

チョコレートといえば、真っ先に思い浮かぶこちらの作品。
タイトルに「チョコレート」が入っている小説で、一番有名かもしれませんね。

原作を読んだことがなくても、ティム・バートン監督の「チャーリーとチョコレート工場」の映画は知っている方、多いのではないでしょうか。
私も映画を観ましたが、独特でキラキラ・ギラギラした世界観に圧倒され、次々と出てくるお菓子が美味しそうで美味しそうで、ずっと味を想像していた気がします。

原作は、もちろん映画に劣らず子どもの頃の夢が詰まったお菓子だらけの世界。読了後は身体中が糖分を欲します。
チョコレートの川を渡ったり、食用マシュマロ枕なんてものが製造されていたり。
想像しただけでヨダレが…。

物語としては、子どもたちが次々に消えていき、砂糖力なんてもので工場から脱出したりと、ハラハラワクワクの展開が続きます。


子ども心を忘れがちなあなた、もう完全に忘れてしまったあなた、まだ間に合います。
この小説を読み、駄菓子や小さなチョコレートで喜んでいた当時の自分を取り戻しましょう。

昔からそんな可愛げなかったよという方は、この本を読んで可愛げを手に入れましょう。きっと生きやすくなるはずです。

自分を癒すためのバレンタインも、悪くない気がしますね。

とても余計なお世話で脱線しましたが、チョコレート好きには外せない一冊です。

実は、『ガラスの大エレベーター』という続編があり、既に『チョコレート工場の秘密』は読んだよ!という方はこちらもチェックしてみてください。


原田マハ『スイート・ホーム』

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スイート・ホーム (一般書 176) [ 原田 マハ ]
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あらすじ

幸せのレシピ。隠し味は、誰かを大切に想う気持ち―。うつくしい高台の街にある小さな洋菓子店で繰り広げられる、愛に満ちた家族の物語。さりげない日常の中に潜む幸せを掬い上げた、心温まる連作短編集。

名前も表紙もとっても美味しそうなこちらの作品、洋菓子店が舞台なだけあって、ケーキの甘い香りが漂ってくるような描写にうっとり。

お店のドアの色がチョコレート色だったり、まるで「ヘンゼルとグレーテル」に登場するお菓子のお家のよう。

美味しいスイーツだけでなく、主人公であり洋菓子店の娘でもある陽皆の温かく優しい恋愛模様や、料理研究家と年下スイーツ男子との恋など、ついつい見守りたくなる穏やかな恋が詰まっています。

そして何より、家族愛と街への愛があふれています。
自分の周りにいてくれる人たちがとても愛おしく、大切に感じられる一冊です。


バレンタインは恋人だけのものではありません。家族に感謝を伝える日にしてもよいのではないでしょうか。

坂木司ほか『坂木司リクエスト!和菓子のアンソロジー』


あらすじ

「和菓子」をモチーフに、短編を一作書いていただけませんか?読書家としても知られる『和菓子のアン』の著者・坂木司が、今いちばん読みたい人気作家たちに執筆を依頼。日常の謎を描くミステリーから、壮大な世界観を展開するSF、心温まる優しい怪談まで、さまざまな読み味の作品が揃いました。疲れた時に読みたくなる、宝箱のような一冊。

バレンタイン、チョコレートではなく和菓子だっていいですよね!

洋菓子のパンチのある甘さとは違い、上品で肩の力が抜けるような甘さの和菓子。
私は気合いを入れたい時は洋菓子、リラックスしたい時は和菓子を選ぶことが多い気がします。
(ケーキ食べて、あんこ食べて、次はチョコ食べて、みたいなこともよくありますが…)

こちらの作品は、10名の人気作家たちの和菓子にまつわる短編を収録。
どら焼き、饅頭、おはぎ、上生菓子といった王道の和菓子から、淡雪羹、松露などの聞き慣れない和菓子まで。

想像しながら読んでも、実物を調べながら読んでも楽しいです。
もちろん食べながら読んでも。

どの短編も後味よく、甘いもの同様夢中になってしまいました。

特にお気に入りは柴田よしきさんの「融雪」。
和菓子のように上品で、芯のある美しい女性が描かれています。

まとめ

バレンタイン間近、スイーツが扱われている小説3選、いかがだったでしょうか?

気になる小説やスイーツが見つかっていると嬉しいです。

スイーツ好きな方には、贈るスイーツが登場する小説をプレゼントするのも粋かもしれませんね。

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